文化を通じて触れ合う複合文化施設「KT&G想像マダン釜山」 (KT&G상상마당 부산)
文・写真 旅行作家 ムン・チョルジン
- 住所
- 釜山広域市釜山鎮区西面路39
- 料金
- 入居空間とプログラムにより異なる。
- 営業時間
- 10:00 - 22:00 入居空間とプログラムにより異なる。
- アクセス
- 都市鉄道1号線、2号線・西面駅7番出口から徒歩5分。 67番バスで西面覆蓋路バス停にて下車。徒歩1分。 駐車:近くの公営駐車場(できるだけ公共交通機関をご利用下さい。)
- 連絡先
- +82-51-809-5555
紹介
釜山の人はこう言います。「釜山のすべての道は西面に通ず」と 。いつからか海雲台が釜山を代表するスポットになりましたが、釜山の中心は依然として西面です。西面には、最近オープンしたばかりの、ホットなスポットがあります。KT&G想像マダン釜山です。 <p class="font-size28 colorDarkBlue medium">KT&G想像マダン釜山</p>2005年、オンライン文化コミュニティとして誕生したKT&G想像マダンは、2007年には弘大、2011年には論山、2014年には春川と、複合文化施設が次々とオープンした。そして2020年9月。釜山最大の繁華街「西面」に、想像マダン釜山がオープンした。 地上13階・地下5階、延べ面積2万㎡に達する広大な規模で、全国の想像マダンの中でも最大規模だ。想像マダン釜山は、公演会場やギャラリーなど、多様な文化体験施設やデザインショップ、カフェ、フリーランスクリエイターのための創作空間、宿泊施設まで備えている。文化を楽しみながら憩いの時間を過ごし、アーティストと一般の人が触れ合うことができる、それこそが正真正銘の複合文化施設だ。 <p class="font-size28 colorDarkBlue medium">1F_LOUNGE</p>1階はラウンジとなっている。誰でも利用できる開かれた空間で、4階まで吹き抜けになっているため、開放感あふれる場所だ。時々、フリーマーケットや展覧会が開かれる広場のような役割も果たす。 ラウンジの一角には、正官庄が運営するカフェ「SAPOON SAPOON」がある。「SAPOON SAPOON」とは、高麗人参を蒸して乾燥させる工程が加えられた紅参に多量含まれているSAPONIN(サポニン)と、料理の味と栄養を運ぶ道具のSPOON(スプーン)の合成語だ。軽い足取りを形容する韓国の固有語、「サプンサプン」の意味合いも含まれている。限定数量のマイクロロットのコーヒー豆と6年ものの紅参をブレンドした「ジンセンチーノ」など、味と健康を追求する様々な飲み物が楽しめる。テーブルの上に置かれた端末で飲み物を注文すると、ロボットが運んでくれる珍しい体験もできる。 カフェの裏には、PLAYING ROOMがある。LPレコードで音楽が聴ける「スイングラウンジ」と、一人で読書ができる「想像・一人読書」のほか、ミーティングルームや会議室、スタディルームなどとして活用できる部屋が多く設けられている。会議室は、あらかじめ予約すれば、2時間15,000ウォンで利用できる。(予約は、+82-70-8893-3091) <p class="font-size28 colorDarkBlue medium">2F_DESIGN SQUARE</p>ラウンジの中央にある階段を上ると、2階のデザインスクエアにたどり着く。釜山で活動中のアーティストたちが手掛けた、多彩なデザインアイテムグッズが販売されているショッピング空間だ。釜山の新人アーティストとブランドが一堂に会していて、まるで文化マップのような場所というべきだろうか。旅の土産から日常的に使える雑貨まで販売されていて、その多様さは、デザインスクエアを回るだけでも1時間はあっという間に過ぎてしまう。 デザインスクエアと同じ階にあるPADOBLEは、釜山のシューズブランドのためにつくられた。一昔前、釜山が韓国の靴産業の中心だったということを想起させるシューズの自主編集ショップで、釜山のシューズブランドを紹介している。スニーカーだけでなく、靴、スポーツシューズ、赤ちゃん用の靴まで、多様な種類とデザインのシューズを揃えている。「パドブル・カスタムシューズ・ラボ」では、世界で一つしかない自分だけの靴を、その場でつくって履く体験ができる。 <p class="font-size28 colorDarkBlue medium">3F_LIVE HALL</p>3階はライブホールだ。4階まで使われているため、かなり広くて高い。ソウルに比べると公演のコンテンツの種類が少ない釜山では珍しく、頻繁に公演を観覧することができ、217席の座席を備えていて、スタンディング形式の場合、500人まで収容可能だ。公演だけでなく、地元のミュージシャンを発掘し、能力を引き出す支援プログラムも運営されている。 ライブホールの前にある空間は、「ドゥ・イット・ゾーン」だ。その上で何でもできそうな丈夫なテーブル、今すぐにでも取り出して読みたくなる本がぎっしり入れられた本棚も置かれている。特に用事がなくても想像マダン釜山に立ち寄るべき理由が、ここにある。 <p class="font-size28 colorDarkBlue medium">4F_GALLERY / 5F_想像クラス</p>4階はギャラリーだ。5階の一部をも使用する複層空間で、地元のアーティストを支援する展覧会をはじめとし、様々な企画展や外部とコラボした展覧会も行われている。毎月新しい展覧会が開かれ、休館日がないという点も魅力の一つといえる。最近では見かけなくなった写真の暗室も備えている。白黒の写真を直接現像や印画したり、写真関連の教育を受けたりもできる。 5階の想像クラスでは、想像マダンの特別な文化・芸術の教育プログラムが運営されている。音楽や映像、美術、写真など多様な分野におけるプロの講師が、色々な文化に関する知識を伝えてくれる。想像クラスのクリエイタースタジオは、フリーランスクリエイターのためのスタジオ、編集室、装備などが備えられており、無料でレンタルされている。YouTubeや映像コンテンツの制作に関心のある人であれば誰もが目が点になる空間だ。 <p class="font-size28 colorDarkBlue medium">7F_STAY / 13_ROOFTOP</p>7階は宿泊施設だ。おでん、靴、鴎など釜山のシンボルを面白く表現したインテリアが、SNSでホットな話題となっている。計24室の客室を備えているが、10室はプライベートルーム、14室はゲストハウス形式のシェアルームとなっている。ロビーには休憩スペースとオープンキッチン、ビジネスセンターも整えられている。 建物の屋上となる13階は庭園となっている。西面一帯が一望できる開放感のある雰囲気の中で、ちょっとしたトークショーや映画祭など、様々な活動が行われる。1階から屋上まで。愉快で楽しい体験で溢れる想像マダン釜山。多くの人が地元の文化に触れる空間として、ますます大きな役割を果たすと期待されている。